クラス最高のパフォーマンス
Tinker Boardは、強力な最新のクアッドコアARMベースのプロセッサである Rockchip RK3288 を搭載し、他の一般的なSBCボードと比較して非常に優れた性能を持ちます。更に、2GBのLPDDR3デュアルチャンネルメモリを備え、さまざまなビルドやプロジェクトの要件に柔軟に対応します。また、OS・アプリケーション・ファイル用のストレージを拡張可能なmicroSDカードの読み書き速度が大幅に向上するSD 3.0インターフェイスも備えています。
Tinker Boardは、ASUSTeK Computer社が開発したカードサイズの高性能シングルボードコンピュータです。従来からの「Tinker Board」 と2018年1月にリリースされた最新機種「Tinker Board S」 があります。 新型の Tinker Board S の詳細については、「Tinker Board Sとは」をご参照ください。
いずれも、カードサイズの基板に、ARMベース プロセッサRockchip RK3288とGPU Mali™-T764を搭載したクラス最高峰レベルのパフォーマンスを実現しています。
Tinker Boardは、Maker、IoT開発者、PC DIYマニアなどが、自身のアイデアを実際に構築したり、試行錯誤するための信頼性の高い、非常に優れたプラットフォームとなります。
□CPU:クアッドコア1.8GHz
□GPU:Mali™-T764
□Memory:2GBRAM
□その他主要機能
-Wifi
-Bluetooth
-GbE
-4K Decode
-HD Codec(Audio)
Tinker Boardは、強力な最新のクアッドコアARMベースのプロセッサである Rockchip RK3288 を搭載し、他の一般的なSBCボードと比較して非常に優れた性能を持ちます。更に、2GBのLPDDR3デュアルチャンネルメモリを備え、さまざまなビルドやプロジェクトの要件に柔軟に対応します。また、OS・アプリケーション・ファイル用のストレージを拡張可能なmicroSDカードの読み書き速度が大幅に向上するSD 3.0インターフェイスも備えています。
強力かつエネルギー効率に優れた設計を特徴とする Tinker Boardは、次世代グラフィックスとGPUコンピューティングAPIをサポートしています。ARMベースのMali™-T764 GPUを搭載したTinker BoardのGPUおよび固定関数プロセッサは、高品質のメディア再生、ゲーム、コンピュータビジョン、ジェスチャ認識、画像の安定化と処理、コンピュテーショナル・フォトグラフィーなど、幅広い用途に使用できます。更に、H.264およびH.265再生をサポートし、HDおよびUHDビデオ*の再生が可能です。
*Tinker Boardにおける30fpsのHDおよびUHDビデオ再生は、付属のメディアプレーヤーでのみ利用可能です。サードパーティのビデオプレーヤーやアプリケーションではハードウェアアクセラレーションが提供されないため、パフォーマンスが制限されたり不安定になることがあります。 詳細については、FAQをご確認ください。
Tinker Boardは、多くのSBCボードに比べて主要領域が改善され、最大24bit/192kHzのオーディオをサポートするHDコーデックを搭載しています。内蔵のオーディオジャックを備えているため、拡張モジュールなしでオーディオ出力とマイク入力に対応します。
Tinker Boardは、ボタン、スイッチ、センサー、LEDなどを入力インターフェースとして利用可能にする40ピンGPIOインターフェースを含む、標準的なメーカー接続性オプションを備えています。 また、ディスプレイとタッチスクリーン用のDSI MIPI接続を1つ備えます。 セカンダリCSI MIPI接続は、互換性のあるカメラへの接続用で、コンピュータビジョンなどを可能にします。
Tinker Boardは、インターネットとネットワーク接続用のGbit LANも備えています。 LANポート用に設計された専用のバスリソースは、安定したイーサネットパフォーマンスを保証します。 Tinker Board上のWi-Fi/Bluetooth統合コントローラーは、金属カバーでシールドされ、干渉を最小限に抑え、無線性能を向上させています。 統合型IPEXアンテナヘッダーは、簡単にアンテナを交換またはアップグレードすることができます。
Tinker Boardには、フルサイズのHDMI出力も備えています。さらに、4つのUSB 2.0ポートを装備しているため、豊富な周辺機器とアクセサリーを接続することが可能です。
Tinker Boardは、初心者や経験豊富なビルダーに優れたユーザーエクスペリエンスを提供するために、入念に設計と開発が行われました。 例えばGPIOヘッダーが色分けされているので、ビルダーはそれぞれのピンヘッダーを簡単に判別することができます。
Tinker Boardの寸法とトポロジーは、標準的なSBCボードと等しく、多くのシャーシやアクセサリーに対応します。PCBには、接続ヘッダーと部位を示すシルクスクリーン印刷が施され、接続の明瞭性を向上させています。また、オンボードのMIPIヘッダーには、色分けされたプルタブが装備されています。
Tinker Boardはヒートシンクも備えているため、高負荷状態や高温環境での放熱を改善できます。
Debianベースのディストリビューションは、開封後すぐにスムーズで機能的なエクスペリエンスを保証します。TinkerOSは、Webブラウジング、ビデオの視聴、スクリプトの作成など、次のプロジェクトやビルドの出発点となるでしょう。
さらに、TinkerOSは非常に軽量かつ高い応答性を備えた、Debian 9ベースで動作するLXDEデスクトップ環境です。 そのGUIは、SBCボード専用に最適化されています。また、プラグアンドプレイのNTFSサポートにより、Windowsベースのフラッシュドライブや外付けハードドライブに簡単にアクセスできます。付属のWebブラウザはChromiumをベースにしており、多くの拡張機能とともに速度と安定性を実現しています。ASUSチームはブラウザのハードウェアアクセラレーションを有効にすることで、WebレンダリングとYouTubeのHD動画を始めとしたビデオ再生を改善しています。
TinkerOSには、プログラミングや開発のためにIDLE、Python、Squeak、Scratchなどの代表的なアプリケーションも多数含まれています。
TinkerOSとそのDebian Linux提供のTinker Boardは、Androidオペレーティングシステムもサポートしています。これにより、メディアの再生、ゲームなど、まったく異なる使用方法に対応します。
Tinker Boardは、ARMベースのRK3288 SoCを搭載しており、マルチスレッドアプリケーションのパフォーマンスを向上させるために4つのコア備えます。最大1.8GHzの周波数で動作し、あらゆるアプリケーションのパフォーマンスを向上させます。このCPUコア数の増加は、プロセッサ周波数の増加とともに、広範囲のアプリケーションにわたって大幅なパフォーマンス向上をもたらし、プロジェクト機能を拡張、強化します。 その結果、一般的なPCタスクはより高い応答性を実現します。
Tinker BoardのGPUは、Mali™-T764 GPUをベースとしています。このGPUは、4コアと600MHzのクロック速度を備え、競合他社のSBC GPUと比較して、GPUコンピューティングとGPUアクセラレーションにおいて、高いパフォーマンスを発揮します。
Tinker Boardは、シングルチャンネルDDR2のみをサポートする競合デバイスよりも優れたメモリ帯域幅を持つデュアルチャネルDDR3に対応します。
Tinker Boardは、オンボードの拡張可能なストレージ用のmicroSDスロットを備えます。このスロットは、SD 3.0規格をサポートしており、高速な読み書き性能を持つ大容量のmicroSDカードを使用できます。
読み込み速度: 最大 89% 高速
書き込み速度: 最大 40% 高速
Specification | WiFi | Audio Format / Sample Rate | Audio Function |
Tinker Board | 802.11 b/g/n with upgradable IPEX antenna | Play: 24bit/192KHz Record: 24bit/96KHz | Audio output, Microphone input |
Cometitor SBC | 802.11 b/g/n | 16bit/48KHz | Audio output only |
Tinker Boardは外付けストレージドライブに優れた読み書き性能を提供します。向上した読み書き速度により、ファイルのコピー、バックアップなど、すべてのワークフローが改善されます。
.読み込み速度: 最大 154% 高速
.書き込み速度: 最大 6% 高速
*使用カード: Kingston DataTraveler 64GB USB3.0
Tinker BoardのWi-Fiパフォーマンスは、他社のデバイスよりも安定しており、信号受信を改善します。
ロケーション: OctoScopeプラットフォーム 対象AP: ASUS RT-AC66U (Broadcom) | スタンダード: b/g/n 混合 チャンネル: 6 帯域幅: 20MHz セキュリティ: なし |
*Tinker Board - OS: Linux 4.4.0+ armv7l l イメージバージョン: V20170113 l メモリ: 2GB l CPUタイプ, スピード[GHz]: Cortex-A17 Quad-core 1.8GHz l GPUタイプ, スピード[MHz]: Mali™ T-764
※1.システムの安定性を高めるために、高速なSDカード(クラス10以上)を使用することをお勧めします。
※2.必要なアクセサリの準備やOSのセットアップが面倒な方は、Physical Computing LabのTinker Board用のスタータパックを利用することもできます。
1. microSDカードをLinux PCに挿入します
2. イメージの名前を"output.img"に変更し、ファイルをFlashUSBフォルダに保存します
3. FlashUSB.shを実行します。
===============================================
Select the disk you want to flash:
sdc -Multiple_Flash_Reader_058F63616476-0:1
sdb -Generic-_Compact_Flash_058F63616476-0:0
Enter the number:0
dd if=/home/yihsin/Rockchip/aa7-demo/out/target/output.img of=/dev/sdc seek=0 bs=16M conv=notrunc
flash start!
flash end!
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microSDカードをTinker Boardのスロットに挿入します。
電源装置、キーボード、マウス、モニターを接続します。これで起動準備は完了です。
1. microSDカードをWindows PCに挿入します
2. "Win32DiskImager"アプリケーションをダウンロードし、起動します
2.1 書き込み元のイメージファイルを選択します(イメージファイル)
2.2 microSDカードを保存先に選択します(デバイス)
2.3 書き込みを押します
3. ブータブルイメージが入ったmicroSDカードを安全に取り外し、Tinker Boardに挿入します
4. Tinker Boardに電源、キーボード、マウスとモニターをつなげて起動します
Tinker Boardは、マイクロUSBポートを介して5V/2-2.5Aの電力を必要とします。Tinker Boardが要求する電流の正確な値(mA)は、接続した機器によって異なります。一般的な用途であれば、市販されている2A電源でTinker Boardを稼働させるのに十分な電力を供給することができます。
一般的には、何らかの周辺機器が接続されている状態で、Tinker Boardは700~1000mAを使用します。周辺機器が接続されていない場合は500mAを使用します。Tinker Boardの最大出力は1Aです。 接続したUSBデバイスの電力要件が0.5A以上になる場合は、外部電源付きのUSBハブを介して接続する必要があります。
Tinker Boardは、4つのUSB 2.0ポート備えます。これらは、アップストリームUSBポートからRK3288経由でGL852G USBハブに接続されています。
USBポートは、キーボード、マウス、ウェブカムなどの周辺機器の接続を可能にします。 これにより、ボードに機能を追加することができます。
Tinker Board上のUSBハードウェアと、デスクトップPC/ラップトップ/タブレット上のUSBハードウェアにはいくつかの違いがあります。
Tinker BoardのUSBホストポートは、電源供給専用で、RK3288はもともとモバイル市場で使用されることが想定されていました。例えば、携帯電話に搭載された一個のUSBポートは、単一のPCまたはデバイスに接続できます。本質的に、OTGハードウェアは、PCが扱う同等のハードウェアよりも簡単です。
OTGは、一般的にすべてのタイプのUSBデバイスとの通信をサポートしますが、Tinker Boardに接続したUSBデバイスのほとんどに適切なレベルの機能を提供するために、システムソフトウェアはより多くの処理を行う必要があります。
一般的に、Linuxでサポートされているすべてのデバイスは、Tinker Boardでも使用できます(例外については、後述します)。Linuxは、ほとんどのオペレーティングシステムでレガシーハードウェアをサポートする包括的なドライバデータベースを提供しています。TinkerOSとDebianカーネルは、一般的な周辺機器とデバイスのために多数のinboxドライバが存在します。
お持ちのデバイスをTinker Boardで使用したい場合は、それをUSBポートに接続してください。グラフィカルインタフェース(OSのLXDEデスクトップ環境など)を実行している場合、互換性があれば、アイコンやメッセージで新しいデバイスの接続が通知されます。
デバイスを最初に接続した時にそれが要求する電力を通知します。理論上、デバイスが消費する実電力は、規定値を超えてはなりません。
消費電力の大きいデバイスをTinker BoardのUSBポートに接続すると、ブラウンアウトが発生し、Tinker Boardがリセットされる可能性があります。
Download
GPIO API
Python
C
GPIOピンアウト
Tinker Boardテクニカルサポート情報(日本語)
下記のリンクから、Phsycial Computing Labの日本語FAQ情報にアクセスできます。
下記のリンクから、2018年3月30日に開催された第1回Tinker Board User Meetingの講演のVideoなどがご覧いただけます。
下記のリックから、Tinker Board及びTinker Board Sの関連商品のページがご覧いただけます。